皆さま、こんにちは。常磐道でキャンプに出掛けるオヤジ、ジョー坂東です。
2020年7月23日(木祝)から1泊2日で「大洗キャンプ場」(茨城県大洗町)に行ってきましたので、ご報告します。

帰ってきたぜ、常磐道

出発は8時半。天気は小雨。

我が家にとって、約4か月ぶりの常磐道(下り線)。気分が高揚して、思わず「ヒャッホー」と叫んでしまいます。4連休の初日なのに、いつもながらの空き具合。
友部Jctから北関東自動車道に入り、水戸大洗ICで降りるころには、雨足が強まってきました。

一般道を走ること10分。

大洗キャンプ場に到着しました。

大洗町中心部の北東に「大洗ゴルフ倶楽部」というゴルフ場があり、「大洗キャンプ場」はその片隅にあります(上写真の水色部)。
道路からの入り口は、「大洗町幕末と明治の博物館」と共通です。
運営も博物館とキャンプ場が一体化しているようで、博物館リーフレットにはキャンプ場がしっかり紹介されています。

余談ですが、名刺サイズの博物館カードには、アニメ「ガールズ＆パンツァー」の宣伝が載っています。アニメによる町おこし、町を挙げてのアニメ推し。目を見張るものがあります。興味のない方は、当惑するかも知れませんが。

博物館の入り口付近には、「カバさんチームのおりょう」さん等身大パネルが置いてあります。


キャンプ場・博物館の入口にはバス停があります。

1時間に1本と便数は少ないですが、水戸駅から36分で来られるのはいいですね。

バス停から1～2分歩くと、スーパー「SEIBU」があります。

徒歩キャンパーさんには便利そうです。

チェックイン前にまず張れ

到着すると、まず敷地内に散在する駐車場に車を停め、テントを張ってから受付に来るように言われました。

あとで発見しましたが、「午前5時、開門予定」との張り紙あり。つまり、午前5時に入場し、テントを設営した後、9時から受付するという利用が可能ということですね(周囲への迷惑には気をつけましょう)。この日も、朝10時に到着した時点で「駐車場200台のうち100台くらい埋まっている」と言われました。皆さん、早くから来られているようです。
なお、テントサイト利用者は、事前予約ができません。いわゆる「早い者勝ち」で、駐車場を確保した者だけが泊まれる仕組みのようです。

写真の白テントが受付です(翌朝に撮影しました)。奥の建物が売店、シャワー室、コインランドリー。

建物の横には、古風な郵便ポストがあります。

受付のすぐ横に、初めて利用する人のための説明所があり、ゴミの出し方やチェックアウト方法などについて説明を受けました。


受付のそばに水場とカマド場があります。

受付近くにはバンガロー群。



そしてメイントイレ。個室は洋式が中心で、温水洗浄便座つき。

受付周辺のテントサイトは、駐車場位置によって実質的に区割りされているので、

立木や茂みを隔ててテントが近接しています。


この辺の地面は土です。
これだけテントが密集していると、テントの展示会みたいで、ワクワクします。



受付から離れると、道沿いに車を停めるようになっています。

地面は草地となります。車からは数～数十メートル離れることとなりますが、自由にテント位置を決めることができます。


割と傾斜地が多いです。ゴルフ場がそのままキャンプ場になったようなイメージ。


簡易トイレやゴミステーションがあります。

奥へ進むと、道の状態が悪くなっていました。トイレや水場が遠くなるので、小さい子連れのファミリーさんは、あまり奥には張らない方がいいかも知れません。

なお、道の突き当りは行き止まりになっていました。この辺は、初利用者にはわかりづらく、少々不親切な設計でした。


受付周辺に戻って、こちらが「幕末と明治の博物館」です。

博物館の隣は、円形の駐車場になっており、


松林の中でテントを張れるようになっていました。

さて、我が家が選んだのはこちら。平坦地はすでに先客で埋まっていたので、傾斜地に張らざるを得ませんでしたが、キャンプ場の端っこで、過ごしやすそうです。写真右の松林を隔てて一般道路(バス通り)が通っています。

初日は降ったり止んだりの天気

キャンプ場到着が10時。

雨が降り続いていますが、早く張って、チェックインしてしまいましょう。

今回はオガワ「ツインピルツフォークTC」のフラップ部分にDOD「チーズタープミニ」を重ねて張ってみました。ツインピルツのフラップ長(＝ポール間距離)とチーズタープミニの1辺の長さが、どちらも同じ3.3mということで、以前から試してみたかったのです。

周りのキャンパーさんたちは、ファミリーはツールームテント、カップルやソロはワンポールテント＋タープが多かったようです。中には軍幕やタープ＋ハンモック泊の方もいらっしゃって、目を楽しませていただきました。そういえば、太い立木が多いせいか、ハンモックの使用率が高かった気がします。

設営後、しばらくは止んでいましたが、また雨が強くなり、タープやテントのフラップ部に滞水するようになってきました。ポールを組み替えて、雨水を流すように変形しました。

さて、持参したおにぎりやイナリ寿司で簡単に昼食を済ませたところで、娘たちがスーパー「セイミヤ」へ買物に行きたいと言い始めました。目的は、「立ち乗りカート」です。長女は「わたしは今6歳なの。あのカートは4歳から6歳までしか乗れないから、誕生日が来たら乗れなくなってしまうの。だからお願い」などと、上手に説得してきました。

「セイミヤ」はマリンタワーの隣、シーサイドステーション内にあり、「大洗キャンプ場」からは車で5分程度かかりますが、長女に「残された時間」が2カ月足らずと聞けは、行かざるを得ません。(笑)

買物から戻って、次女とキャッチボール。

そして、娘たちにタープ下でお絵描きなどさせつつ、妻に夕飯の仕度をしてもらって、

夕飯はウナギ飯。



そして焚火、マシュマロ焼、花火を少しずつ楽しんで、20時半頃に就寝したのでした。
我が家がテントを設営した草地は、地面がふかふかで、妻子はインフレータブルマットを使わず、インナーテントに銀マットを敷いた上で熟睡していました。

翌日はデイキャンプ

翌朝は4時にカラスの鳴き声で起こされました。
少し場内を散歩しましょう。と言っても、この時に撮影した写真の大部分は、上記の場内紹介で掲載してしまったのですが。

キャンプ場案内です。

キャンプ場入口には「藤田東湖先生銅像入口」の立て札。


うむ、銅像がありました。

他にも、いくつか銅像や碑などが散在していました。

さて、家族が起きてきたので、朝食にしましょう。
ウインナーやおさつスティックをフライパンで焼いて、パン、コーンスープ、サラダと一緒にいただきました。

娘たちがシャボン玉に興じている間に、

グラウンドシートやインナーテントを外気に当てて乾かします。本来、チェックアウトは10時までに行うルールですが、我が家は今回、2日目の「日帰り利用」を申し込んでいたので、16時までに退出すれば良いこととなっています。

休み休み片付けました。

レトルトのカレーなどを昼食にいただき、

「UNO」を2ゲームほどしてから、

長女にペグ抜きやロープ回収を手伝ってもらいつつ、ゆっくり撤収したのでした。

まとめ

今回のキャンプ料金は、7,400円でした。内訳は、次のとおり。
　フリーテントサイト(宿泊)　3,800円(大人@1,300円×2名、子ども@600円×2名)
　駐車場代(宿泊)　1,500円(普通1台)
　フリーテントサイト(日帰り)　1,300円(大人@550円×2名、子ども@100円×2名)
　駐車場代(日帰り)　800円

久しぶりに人の多いキャンプ場(約200台分の駐車場がほぼ満車)の利用で、少々気を遣いましたが、約30時間の滞在を楽しむことができました。

マチナカの安心感や便利さを有しつつ、松林の中で非日常を味わえる、貴重なキャンプ場だと思います。予約不可ゆえに、気が向いた時にふらっと来れる気軽さがいいですね。

ありがとう、常磐道！
ありがとう、大洗キャンプ場！