城里町ふれあいの里キャンプ場 20年1月

ジョー坂東

2020年01月26日 00:23

皆さま、こんにちは。常磐道でキャンプに出掛けるオヤジ、ジョー坂東です。
2020年1月18日(土)から1泊2日で「城里町ふれあいの里キャンプ場」(茨城県城里町)に行ってきましたので、ご報告します。


城里町総合野外活動センター


城里町は水戸市の北に位置する人口1万8千人くらいの町です。
当キャンプ場は、「城里町総合野外活動センター」の中にあり、林間サイト(57区画)、電源付きサイト(10区画)、広場サイト(27区画)を有するほか、「バンガロー」、「キャビン」、バーベキュー場、釣り堀、テニスコート、天文台などを備えています。さらに、車で3分の距離に城里町健康増進施設「ホロルの湯」があります。

常磐道を水戸ICで降り、一般道を10分ほど走ると「ホロルの湯」があります。そばにダムがあるくらいですから、そこそこ山の中ですが、道路はよく整備されています。到着間際に少しだけ「ゆずりあい車線区間」がありますが、無事にキャンプ場に到着。

さっそく管理棟でチェックイン。物販や道具レンタルもここでしています。物販は、キャンプ道具、食料品からちょっとした玩具までありました。

設営


妻と子には施設内の探検をしてもらうことにして、私は新幕と薪ストーブの設営を始めました。

ここが電源付きサイトの№7。資料によると、面積は11m×7m(駐車スペース含む)で、かなり広く使えました。

新幕のオガワ「ツインピルツフォークTC」を張っていると、

場内探検に出ていた娘が綿あめをくわえながら帰ってきました。管理棟の前で販売していたそうです。

室内空間を広くしたかったので、やみくもにガイロープを張りましたが、どこか不格好。

ツーポールのうち一つは「二又フレーム」に交換したので、内部は割と自由に配置できるようになりました。

奥にDOD「カンガルーテントL」を設置。その手前が食事スペースで、キャプテンスタッグの2人掛けベンチ、ユニフレーム「ローテーブル」、ヘリノックス「チェアワン」。その手前、ポール脇に薪ストーブを置いてみました。以前のオガワ「ヴィガス」をリビングにしていた時に比べて、はるかに広いです。

設営完了時のテントの写真です。

長辺の中央部に、「輪っか」があって、おそらく裾をまくり上げる時に使うものなのですが、どうせ今回はフルクローズですから、ここもガイロープで外側に引っ張り、内部空間の増大を図ってみました。

場内紹介



今回利用した電源付きサイトの「第2オートキャンプ場」です。この日は6割くらい埋まっていました。

電源付きサイトにある水場(左の黄色い建物)とトイレ(右の水色の建物)です。

水場にはコイン洗濯機・乾燥機が置かれていました。乾燥機は120分/100円とのこと。高規格キャンプ場「エンゼルフォレスト」は20分/100円だったなあ。出入口にはビニルの幕が吊り下げられ、寒風が吹きこみにくいように配慮してありました。



トイレの個室は和式1、洋式1。洋式には温水洗浄と暖房がついていました。

水場とトイレの間にゴミ収集場。「レジ袋」に入れておけば、可燃ごみもビン・カンも出すことができます。

「焚き付け用にどうぞ」と枝が積んでありました。嬉しい配慮ですね。


管理棟のそばに、遊具のある公園があります。
コンクリートの「壁」には、チョークでお絵描きできます。

ボルダリング壁や丸太ブランコなど、素朴な遊具が揃っています。

イベント施設。ピザ焼き体験などができるようです。

広場サイトの「第3オートキャンプ場」です。広いですねー。

バーベキュー場です。



「バンガロー」だか「キャビン」だかの建物です。「キャビン」はキッチン、バス、トイレ付で4人用13,000円/泊、8人用30,240円/泊。「バンガロー」は4人用で4,320円(水道施設はないのでしょう)。

天文台。晴れた夜には観察会(大人200円、子ども100円)が行われます。宿泊した日は20時半から予定されていたのですが、残念ながら20時に「雲のため中止」のアナウンスがありました。

天文台のそばに、クジラ、キノコ、カバの遊具がありました。内部がちょっとしたジャングルジムになっていました。


釣り堀。竿レンタル100円、エサ100円。「釣ったニジマスは300円/100gで買い取り」とのこと。冬期間は休業のようです。

テニスコートです。

薪ストーブのあるキャンプ


16時。暗くなってきたので、さっそく薪ストーブに火を入れます。


うむ、着火剤にマッチで火をつけ、細い薪を数本被せておくだけで、良く燃えてくれます。

娘たちは、私の薪割り道具(ノミとハンマー)で地面を掘り始めました。「道具を粗末にするな!」と叱りたいところですが、こうやって道具や土に触れるのも良いでしょう。黙認することにします。

今までのテントに比べて、広いこと、広いこと。この広さあっての、娘の土いじりです。

ありがとう、ツインピルツフォークTC!
ありがとう、(新幕と薪ストーブの購入者である)妻よ!


17時前で、外気温5.6℃、幕内13.7℃。

夕飯はお手軽に、ご飯と豚汁。

18時から20時の間、天文台の1階で「ちょっぴり夜更かし『こども夜遊び』」というイベントが催されているというので、出掛けてみました。
天文台の1階は、町内会の集会所のような雰囲気で、20畳ほどの広さの部屋に6種類くらいの縁日ゲームが設置されており、1ゲーム100円で玩具や菓子を持ち帰れるようになっていました。
我が娘たちは、「ぷよぷよすくい」(スライムのようなぐにゃぐにゃした玉を金魚すくいの網のような道具ですくい、すくっただけ持ち帰れる)、

「射的」(1回でコルク弾を2つ支給される。2発ともハズレでも、残念賞をいただけました)、

「おかし釣り」(1分の間に、お菓子の包装に取り付けられた輪ゴムに釣り針を引っ掛けて釣り上げ、釣っただけ持ち帰れる)

などを楽しみました。おそらく天文観察会のために勤務されているであろう若い2名のおじさんスタッフが、親切に子どもを遊ばせてくれました。

テントに戻って寝る支度をします。

20時の温度は、外気温5.4℃、幕内17.2℃。すごいぞ、薪ストーブ!

妻子は電気毛布でぬくぬくのインナーテントに入って就寝。
私も1時間ほど本を読んでから就寝。

午前3時に目が覚めて、温度を確認。外気温マイナス1.2℃、幕内4.4℃。なお、インナーテント内は電気毛布のおかげでポカポカ。娘が「暑い」と言って寝袋から這い出ていました。


朝6時。外気温マイナス2.7℃、幕内3.2℃。風もなく、穏やかな夜でした。

さっそく薪ストーブに火を入れ、幕内を暖めます。
今回、初めて薪ストーブを使ってみて、驚きかつ嬉しかったのが、いつでも湯が沸いていることと、食料・飲料を置くだけで簡単に温められることです。

朝食では、前日の鍋の残りやパンを温めて食べました。金属のカップや皿に入れた牛乳やスープが、1人前であれば、ほんの2-3分で熱くなります。これは便利ですね!


なお、インナーテントの上に設置しておいた一酸化炭素チェッカーは、私が目視確認する限り「ゼロ」の表示ばかりでしたが、

履歴を見ると、最大9ppmを計測したようです。アラームが鳴るのは200ppmからだそうですので、今回は換気がうまくいっていたようです。

まとめ


今回のキャンプ料金は、5,910円でした。内訳は次のとおり。
・第2オートキャンプ場利用料 4,860円
・薪 450円(1束)
・わたあめ 200円(@100×2個)
・こども夜遊び 400円(@100×4回)

このキャンプ場、とても気に入りました。お子さま連れキャンパーさんには、ぜひお薦めしたいです。設備はやや古めですが、結構快適に過ごせます。

また、子ども参加可能のイベントが多いです。
今回は娘たちがヘソを曲げて早く帰りたがったため参加できませんでしたが、ピザ焼き体験(30分で生地のばし、トッピングをして、焼上げ。1枚1,300円)は楽しそうです。
他にも、自分で火を起こしてマシュマロを焼く「火起こし体験」は、1組(2~10人)800円。
天文観察は、上記のとおり。
管理棟で申請すれば、温泉施設「ホロルの湯」の割引券がもらえます。チェックアウト後の利用でも使用できます。

懸念があるとすれば、テントサイトの地面が粘性の強い赤土だったこと。雨キャンプで跳ね返りがテントに付いたら、ずいぶん汚れてしまいそうです。

それでも、これだけの子供向けサービスは捨てがたい。次はぜひ娘のお友だちと、グルキャンで来てみたいです(そうすれば、腰の重い娘たちも、もう少しアクティブに過ごせるのでは、という期待を込めて)。

ありがとう、常磐道!
ありがとう、城里町ふれあいの里キャンプ場!

関連記事